育て方

ラベンダーは種からでも育てられますが、発芽までに相当な時間がかかるので、苗からの栽培がお勧めです。スパイカ・グループは、おもに乾燥ぎみのアルカリ土壌で、水はけがよく風通しの良い場所を好みます。
また、ストエカス・グループは、蒸れやすいので、株間を少し広めに取ることがポイントです。水やりはごく控えめに、やや乾燥ぎみにしたほうがよく育ちます。肥料もひかえめでよく、苗を植えつけるときに与える元肥と、秋に収獲が終わったあとに、お礼肥えを少々与える程度で十分です。さし木や、株分けで増やせますが、さし木が簡単でおすすめです。

特徴・利用方

ラベンダーは、葉、茎、花が利用できます。 ハーブティーやハーブバス、ポプリ、クラフトドライフラワー、切花、ガーデニングなどにお好みで使ってください。
効能は、｢製油｣抗うつ、血圧降下、抗神経障害・鎮静消炎・消毒・解毒・胆汁分泌促進・通経・分娩促進･抗ウイルス （ただし、妊娠初期の方は控えましょう）などです。

ラベンダーの香りには、人の心をリラックスさせてくれる働きがあり、疲れて帰ってきたときなどに、部屋にラベンダーの香りがあるとほっとさせてくれます。
ラベンダーの中でも特に有名なものは、スパイカ・グループと、ストエカス・グループのものになります。家に帰ってきたときに、鉢植えやクラフトから漂うさわやかな香りは、一日の疲れを癒してくれることでしょう。
庭に植えつけると立派な大株になり、紫色に広がる美しい姿と、すがすがしい芳香を楽しませてくれます。また、精油には、肌の細胞を活性化させ、皮脂の分泌を整えてくれる働きがあります。その人気もさる事ながら、アロマテラピーにもおすすめの万能ハーブです。